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JBCスプリント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JBCスプリント
2023年JBCスプリントゴール前
勝馬:イグナイター
鞍上:笹川翼
開催国 日本の旗 日本
主催者 持ち回り
競馬場 持ち回り
第1回施行日 2001年10月31日
2026年の情報
距離 ダート1400m金沢競馬場
格付け JpnI / 国際LR
賞金 1着賞金8,000万円
出走条件 サラ系3歳以上(指定交流)
負担重量 定量(#負担重量を参照)
出典 [1]
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JBCスプリント(ジェイビーシースプリント)は、日本のJBC実行委員会と施行競馬場を管轄する競馬主催者が各地の競馬場で持ち回り開催する重賞競走ダートグレード競走JpnI)である。農林水産大臣が賞を提供しており、正式名称は「農林水産大臣賞典 JBCスプリント」と表記される(2018年のみJRA京都競馬場開催のため、「農林水産省賞典 JBCスプリント」として施行)。

副賞は、農林水産大臣賞、JBC協会会長賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、千葉県馬主会会長賞、株式会社よみうりランド賞、習志野市長賞(2025年)[2]

概要

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アメリカ合衆国のブリーダーズカップに範をとりながら、将来的にダートの各カテゴリー(年齢・性別・距離など)におけるチャンピオン決定戦とすべく、2001年(平成13年)に生産者が主導して実施する「JBC競走」のひとつとして、JBCクラシックとともに創設された[3]。のちに創設されたJBCレディスクラシックとともに、2019年までは3つのJpnI競走が同一日に同一の競馬場で施行されている[4]。開催地は固定されておらず、各地の競馬場が持ち回りで施行している。2020年からはJBC2歳優駿の新設により、同日に2場で開催されている[5]

距離はダート1200mを原則としているが、施行場の距離設定の都合[注 1]により前後する場合がある。

競走条件・賞金

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以下の内容は、2025年の開催概要[1]に基づく。

競走条件

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施行場・距離
船橋競馬場ダート1000m
出走資格
サラブレッド系3歳以上
  • 父馬が、一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会に当該馬の生産年度に有効な種牡馬登録されている馬
  • 父馬がJBC協会に種牡馬登録されていない馬は、当該馬の馬主がJBC協会の定める「追加登録料(1着賞金の2%相当額)」をJBC協会に支払えば、当該年、当該馬に係る同種牡馬登録がなされたものとして出走が可能。
  • 出走可能頭数:14頭
  • 出走枠
    • 中央競馬所属馬:フルゲートの概ね1/3の頭数
    • 地方競馬所属馬:フルゲート頭数より中央所属馬頭数を除いた頭数
出走馬の選定方法
中央地方所属ともに優先出走権保持馬が最優先で、
中央所属馬は以下の順
  1. 該当する競走条件の上位の順
  2. 競走条件が同一の場合は通算の収得賞金額に過去1年間の収得賞金額と過去2年間のGI (Jpn1)における収得賞金額の合計額順。同額の場合は抽選。
地方所属馬は以下の順。
  1. 選定日時点のレーティング上位2頭
  2. 残りの出走枠の概ね半数は以下の順で選定。
    1. 2歳戦を除く過去3年のGI (Jpn1)競走1,2着馬および過去1年間のGII (Jpn2)・GIII(Jpn3)、および2歳GI (Jpn1)優勝馬(頭数超過の場合は原則レーティング順)
    2. 2歳戦を除く過去3年間のGI(Jpn1)3着馬及び、過去1年間のGII (Jpn2)とGIII (Jpn3)2,3着馬および2歳GI2、3着馬着馬(頭数超過の場合は原則レーティング順)
  3. さらに残った枠については近走の実績、JBC指定競走の勝ち馬、上記2つの基準による実施場及び実施地区の所属馬並びに地方競馬各ブロック所属馬の選定状況、選定日時点のレーディングを参考に選定。

トライアル競走

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以下の競走の優勝馬に優先出走権が与えられる。

競走名競馬場距離備考
東京盃JpnII大井競馬場ダート1200m本競走のみ優先出走権付与
マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI盛岡競馬場ダート1600m本競走かJBCクラシックのいずれかの優先出走権付与

上記のほか、各地区地方競馬で施行される一部の重賞競走が「JBC指定競走」として、JBC出走馬選定要領により定められている。優先出走権の付与はないが、選定にあたってその成績が重要視される[1]

負担重量

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定量。3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減(南半球産3歳1kg減)[2]

賞金等

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賞金額
2025年の賞金額は、1着8000万円、2着2800万円、3着1600万円、4着800万円、5着400万円[2]、着外手当30万円[6]
生産者賞
1着馬から5着馬の生産牧場、および当該馬の母馬に種付けした時点の種牡馬登録者に対し、それぞれ生産牧場賞および種牡馬登録者賞としてJBC協会から当該賞金の2.5%相当額を支給する。ただし、追加登録料を支払って出走した馬が入着した場合は、JBC協会が定めるところにより、生産者賞は支給しない。
その他
レモンポップの配合権利が優勝馬馬主に贈られる[1]

歴史

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年表

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  • 2001年
  • 2005年
    • 株式会社FDOが協賛(2006年まで)。
    • この年のみ、競走馬関連情報サイト「フサイチネット」を冠にした「フサイチネット協賛 農林水産大臣賞典 JBCスプリント」として施行。
  • 2006年
    • JBCマイルとして実施し、施行距離を1600mとする。
    • ブルーコンコルドが史上初の連覇達成。
  • 2007年
    • 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告に伴い、格付け表記をJpnIに変更。
    • 大井所属のフジノウェーブが優勝。地方馬として本競走を含むJBC競走で史上初の制覇となった。
  • 2010年 - 施行距離を1000mとして実施。過去最短の距離設定であり、日本の競馬では初めて1000mの施行距離で行われたJpnI競走となる。
  • 2011年 - 1着賞金が6000万円に減額。
  • 2017年 - 売得金額が10億7904万900円を記録し、本競走1レースの売上レコードを更新。
  • 2018年
    • 初めて中央競馬(京都競馬場)で施行。
    • 1着賞金が7000万円に増額。
    • 売得金額が39億3487万4700円を記録し、本競走1レースの売上レコードを更新。
  • 2019年
    • 1着賞金が6000万円に減額。
    • 売得金額が16億2614万4900円を記録し、地方競馬で施行した本競走1レースの売上レコードを更新。
  • 2020年
    • ファンファーレを「JBCオリジナルファンファーレ」に変更。
    • 売得金額が20億4712万9900円を記録し、地方競馬で施行した本競走1レースの売上レコードを更新。
  • 2022年 - 1着賞金が8000万円に増額。

歴代優勝馬

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すべてダートコースで施行。タイム欄のRはコースレコードを示す。

競走名は第6回のみ「JBCマイル」、ほかは「JBCスプリント」。

1着賞金は創設から2010年まで8000万円で、2011年より6000万円に減額された[7]が、2022年に創設当初の8000万円に戻された[8]。なお、2018年のJRA開催の際は1着賞金7000万円に設定された。

回数施行日競馬場距離優勝馬性齢所属タイム優勝騎手管理調教師馬主単勝オッズ単勝人気
第1回2001年10月31日大井1200mノボジャック牡4JRA1:11.1蛯名正義森秀行(有)池ばた1.91
第2回2002年11月4日盛岡1200mスターリングローズ牡5JRA1:11.4福永祐一北橋修二(株)協栄2.91
第3回2003年11月3日大井1190m
[注 2]
サウスヴィグラス牡7JRA1:09.7柴田善臣高橋祥泰南波壽4.93
第4回2004年11月3日大井1200mマイネルセレクト牡5JRA1:10.6武豊中村均(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン1.31
第5回2005年11月3日名古屋1400mブルーコンコルド牡5JRA1:25.3幸英明服部利之(株)荻伏レーシング・クラブ1.91
第6回2006年11月2日川崎1600mブルーコンコルド牡6JRA1:39.6幸英明服部利之(株)荻伏レーシング・クラブ2.01
第7回2007年10月31日大井1200mフジノウェーブ牡5大井1:11.0御神本訓史高橋三郎大志総合企画(株)38.17
第8回2008年11月3日園田1400mバンブーエール牡5JRA1:25.6松岡正海安達昭夫(有)バンブー牧場2.72
第9回2009年11月3日名古屋1400mスーニ牡3JRA1:25.9川田将雅吉田直弘吉田和美1.81
第10回2010年11月3日船橋1000mサマーウインド牡5JRA0:57.6R藤岡佑介庄野靖志(株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン1.21
第11回2011年11月3日大井1200mスーニ牡5JRA1:10.1R川田将雅吉田直弘吉田和美2.51
第12回2012年11月5日川崎1400mタイセイレジェンド牡5JRA1:26.6内田博幸矢作芳人田中成奉4.72
第13回2013年11月4日金沢1400mエスポワールシチー牡8JRA1.27.1後藤浩輝安達昭夫(株)友駿ホースクラブ1.71
第14回2014年11月3日盛岡1200mドリームバレンチノ牡7JRA1:09.0岩田康誠加用正セゾンレースホース(株)2.72
第15回2015年11月3日大井1200mコーリンベリー牝4JRA1:10.9松山弘平小野次郎伊藤恵子10.53
第16回2016年11月3日川崎1400mダノンレジェンド牡6JRA1:27.2M.デムーロ村山明(株)ダノックス5.33
第17回2017年11月3日大井1200mニシケンモノノフ牡6JRA1:11.4横山典弘庄野靖志西森鶴4.52
第18回2018年11月4日京都1200mグレイスフルリープ牡8JRA1:10.4C.ルメール橋口慎介前田晋二12.04
第19回2019年11月4日浦和1400mブルドッグボス牡7浦和1:24.9御神本訓史小久保智HimRockRacingホールディングス(株)71.06
第20回2020年11月3日大井1200mサブノジュニア牡6大井1:10.7矢野貴之堀千亜樹中川三郎19.78
第21回2021年11月3日金沢1400mレッドルゼル牡5JRA1:24.6R川田将雅安田隆行(株)東京ホースレーシング2.01
第22回2022年11月3日盛岡1200mダンシングプリンス牡6JRA1:09.1三浦皇成宮田敬介吉田千津5.43
第23回2023年11月3日大井1200mイグナイター牡5兵庫1:12.0笹川翼新子雅司野田善己13.43
第24回2024年11月4日佐賀1400mタガノビューティー牡7JRA1:26.8石橋脩西園正都八木良司9.24
第25回2025年11月3日船橋1000mファーンヒル牡6大井0:58.8笹川翼荒山勝徳(株)カナヤマホールディングス6.85
第26回2026年11月3日金沢1400m

記録

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脚注・出典

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注釈

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  1. 地方競馬が開催される日本の競馬場でダート1200mの競走が施行できるのは門別競馬場盛岡競馬場船橋競馬場大井競馬場の4か所のみ。船橋競馬場はダート1200mの最大出走頭数が12頭になるため、2010年及び2025年は最大14頭が出走可能なダート1000mで行われた。2010年のレースは日本の競馬では初めて1000mの距離で行われたJpnI(GI)となった。
  2. スタンド改築工事に伴い、ゴール板を第4コーナー寄りに10m移動した。

出典

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  1. 1 2 3 4 JBC実施要綱等”. JBC2025特設サイト. 2025年10月29日閲覧。
  2. 1 2 3 令和7年度第8回船橋競馬番組表〔決定〕 (PDF). 船橋ケイバ. 2025年10月29日閲覧。
  3. JBC特設サイト2015”. 地方競馬全国協会. 2015年9月16日閲覧。
  4. 第17回JBC 開催概要”. 地方競馬全国協会. 2017年11月2日閲覧。
  5. JBC2020について”. 地方競馬全国協会. 2020年8月13日閲覧。
  6. 南関東地方競馬重賞競走一覧 (PDF). nankankeiba.com. 2025年12月12日閲覧。
  7. JBCスプリント 歴代優勝馬”. 地方競馬全国協会. 2015年9月16日閲覧。
  8. 令和4年度岩手競馬重賞競走年間計画表 (PDF). 岩手競馬公式サイト. 2022年3月7日閲覧。

各回競走結果の出典

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馬主名義
JBISサーチより

外部リンク

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