プロジェクト:軍事史/スタイルマニュアル
| この文書はウィキペディア日本語版の方針となるため、試験段階に入った草案です。まだ方針として決定していませんが、すべての利用者が従うべきだと考えられています。ただし、内容に関してプロジェクト‐ノート:軍事史#フォーマットの手入れ(再)で議論を行なっています。この方針に従ってうまく行かなかった場合や変更の提案があれば、ノートページで提案してください。 |
ウィキペディアへようこそ! Wikipedia:ガイドブックをお読みいただけましたか?
軍事史のスタイルマニュアルでは軍事史に関連した記事を執筆する編集者に向けのガイドラインです。記事名の付け方、文章の書式(スタイル)、構成(フォーマット)、書くべき内容、テンプレートの使用方法、カテゴリに関する推奨事項をまとめたものです。軍事史に関連する記事の書き方はプロジェクト:軍事史/記事の執筆にアドバイスがあります。記事の改善に向けた取り組みについては、プロジェクト:軍事史/記事の改善を参照してください。
対象範囲
多くの記事で軍事に関連した話題を取り扱っていますが、必ずしもそうとは限りません。疑問がある場合、明確な合意が得られない場合、スタイルマニュアル(WP:MOS)に従います。一般的なルールとしてガイドラインとは、公式の方針と異なります。方向性として役立つ場面に参考として使用するものであり、既存の記事を変更する根拠として使うものではありません。
存命または故人の人物に関する伝記はWikipedia:存命人物の伝記(BLP)に従う必要があります。このガイドラインを参考にするかどうかは、主に軍事関連で独立記事(旧称:特筆性)があるかどうか、の一点に限ります。例えば、映画俳優・知事アーノルド・シュワルツェネッガーや国会議員佐藤正久のように軍事関係で特筆すべき箇所がある人物であれば、このガイドラインを参考にするのは問題ありません。その逆に坂の上の雲で主演を演じた本木雅弘のように入隊経験がなくても特筆すべき箇所がある人物は、このガイドラインを参考にすべきではありません。小野寺五典や岸信夫のように防衛大臣として軍事に関連して特筆すべきところもありますが、軍服に袖を通して仕事しないような人物も対象としません。
解説における名称の補足
この名称補足の要旨:
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まず、ウィキプロジェクト軍事史では、戦いのことを戦闘と解説したりしますが、これは時代によって呼称や名称が変わるということがよくあります。下記の表は政治・経済と軍事の用兵を分けたものです。
| 空間 | 現象形態 | 客体 | 主体 | 領域 | 戦争指導(用兵) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全戦争領域 | 戦い(Kampf) | 戦争(Krieg) | 全ての国力 | 国家・国家連合 | 最高総帥 | 政治、経済、軍事が一体となった戦争 |
| 戦争舞台(戦場) 、作戦地 | 作戦(Operation) | 全軍事力の一部 | 連合軍司令部 | 高等統帥 | 軍事による用兵 | |
| 会戦(Schlacht) | 軍事力の一部 | 軍集団・軍・軍団 | ||||
| 戦場 | 複戦闘(Gefecht) | 諸兵科連合部隊 | 師団・旅団 | 中間指導 | ||
| 単戦闘(Kampft) | 単一兵科 | 連隊・大隊・中隊 | 下級指導 | |||
例えば、日本語版ウィキプロジェクト参加者が馴染み深い日本軍における士官教育を例にしてみましょう。1907年(明治40年)の海軍大学校「兵語界説」で武器を持った闘争を兵戦(Warfare)、平時、戦時、その規模によって、戦争(War)、戦役(Campaign)、戦闘(Battle)、格闘(Combat)の4種に大別していました。しかし、その後、Battleは会戦、Combatを戦闘に当てるよう変わりました。
これはドイツ(プロイセン陸軍)との士官交換を通じ、その教育を受けた日本陸軍から影響があったためです。クラウゼヴィッツによる複数の局部戦闘(Teilegefechte)は連なるが、これは大局に影響を与えるか否か、はすべて戦闘の決着(Entscheidung)によって最終的な審判が下されるとしています。

クラウゼヴィッツの思想に感化されたメッケル(明治31年)は決戦会戦(Entschidungsschacht)とし、日本の陸軍士官学校ではゴルツ(明治29年)の翻訳本から決戦会戦を本戦(die Hauptschlacht)と定義するようになりました[2]。
注意すべきなのは局部戦闘は戦役(Campaign)や戦域(Theater)ではないということです。「戦役」の由来はフランス語であり、田舎や野原という意味でした。これが軍事用語に転じ、日本語圏において「戦役」が入ってきたのは1933年のオックスフォード辞典でしたが、第一次世界大戦までの用例こそあれ、日本語として文永の役のような「…の役」と違って、「戦役」は廃れた表現です。なぜなら、メッケルから直接指導を受けた日本陸軍は1896年(明治29年)に決戦会戦、本戦に向かう段階を「支戦」としました。さらに、第二次世界大戦では「決戦」という用語を使用し、日本海軍の影響によって、その思想に傾向するようになりました[3][4]。
ドイツ語ならば「戦役」とはFeldzungですが、先にあげたクラウゼヴィッツによる「会戦」の定義とは異なります。「会戦」とは「単戦闘」ではなく、長い交戦のことを指しています。これは英語圏においても、バトル・オブ・ブリテン、大西洋の戦いのようにBattleは、単一の戦闘行為ではないため、日本語圏でも「戦い」は戦争の連鎖、戦術行動の連続として使います。ただし、その中で「複戦闘」はドイツから輸入されておらず、まとめて「会戦」とされています[5]。
作戦(Operation)は1881年(明治14年)の西周(にしあまね)による翻訳が日本語として最初になります。1792年にビューローが戦争の勝利に向かう中間的な段階として使い始め、これをモルトケが作戦的(Operativ)と広めました。この影響を受けて1887年(明治20年)の陸軍士官学校で「作戦」が定義されました[6]。その後、シュリーフェンの…(以下、戦略につき割愛)。
以下の「記事名の付け方」で解説するにあたって、中立的な観点(WP:POV)から、「作戦」は一方からの観点による名称は好ましくないとしていますが、近代戦の前から「作戦」の用例は多いです。つまり、日露や世界大戦において、日本軍が作戦を普遍的な軍事用語として使用しているのは、上述したところに由来します。その逆に日清、日露戦役(日露戦争など)以外の「戦役」、または「戦域」のような日本軍の教育で使用されていない用語が突然出てくることは珍しく、日本語の出典で用例を確認しましょう。しかし、その時代ごとによって名称、部隊、武器の使い方などは全て変わるということを忘れないでください。用例があるならば、その用語の使用は問題ありません。
用例が重複したならば、公式の方針(WP:CRITERIA)に従って、一般的な方を採用することになります。そして、その軍事史を主題にした資料や描いた作品に基づいて、記事を執筆、改善する必要があります。
良いスタブを書く
スタブとは記事のテーマについて簡単な紹介だけの短い記事のことです。スタブは通常で数行の文章しかないので、そのテーマについて百科事典的な内容が提供されることはありません。しかし、スタブはそのテーマに関する有益な情報を提供することがあります。
十分な情報源がないためにより詳細には書けないけれど、ウィキペディアへ掲載するに値する独立記事の目安(WP:NOTE)があると思うのであればスタブとして書き始めましょう。もちろん、あなた自身が記事をさらに改善できるなら、是非、挑戦してください。
まず、ウィキペディア内で検索します。自身が選択したテーマに関する記事があるか確認します。この検索で念のためにいくつかの他の候補名も調べます。Category:軍事史以下のカテゴリに記事が見当たりませんか?…なければ、その記事がウィキペディアに掲載できるか確認します。もし、ウィキペディアの目安に当てはまらない場合、それは独立した記事でなく、他の記事に一部として掲載する方が適しているかもしれません。
記事名の付け方
このガイドラインの要旨:
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戦争や戦い
軍事史に関する記事は、原則として「ゲティスバーグの戦い」(en:Battle of Gettysburg)や「第一次ウィーン包囲」(de:Erste Wiener Türkenbelagerung, tr:I. Viyana Kuşatması)のように命名されるべきです。「攻撃」(英: Attack)、「虐殺」「殺戮」(Slaughter)、「大虐殺」(Massacre)、「襲撃」、「空襲」、「奇襲」(Raid)などの語句よりも、「戦い」、「戦闘」、「会戦」(Battle)や「包囲戦」(Siege)のほうがより中立的な用語(WP:POV)であることから好まれます。しかし、中立的な観点とは言えないような語句であっても、その戦いを指すのに最も一般的(WP:CRITERIA)であるならば、そういった名称を使うことができます。よって、「小田原征伐」(Odawara Conquest)、「真珠湾攻撃」(Attack on Pearl Harbor)や「ドーリットル空襲」(Doolittle Raid)は許容できます。
一方で、「コンスタンティノープル包囲戦 (1204年)」 (en:Sack of Constantinople) , (fr:Siège de Constantinople (1204)) のように中立的のように見えても、信頼できる情報源(WP:RS)を調査したところ、コンスタンティノープル征服(fr:La Conquête de Constantinople)のほうがwikt:用例が多いという場合には、そちらが一般的な名称(WP:CRITERIA)として検討します。
2022年のロシアによるウクライナの「軍事作戦」、「ロシアのウクライナ侵攻」 (露: специальная военная операция、宇: Російське вторгнення в Україну)は報道機関による呼称の用例が最も多い「ロシアのウクライナ侵攻」へと、2025年に改名されました。つまり、合意次第で、学術的な用例を採用しないことも可能です。報道機関の用例を採用することによって、利用者が記事を探しやすくなるというメリットがあるため、このような改名もウィキペディアの方針で認められています。
原則として、戦争や戦闘といった事象が起きてから、専門家によって発表された信頼できる情報源(WP:RS)に基づき、検証可能(WP:V)になった段階で、その用例を調査し、改名の検討に入ります。それら学術的な用例が教材に採用されれば、それが広まった段階で一般的な名称(WP:CRITERIA)として改名する根拠になるかもしれません。しかし、そういった将来的なことを直ちに適用しとうとせず、慎重を期して該当記事のノートで用例を挙げ、合意形成(WP:CON)に努めることが重要です。
基本的に「朝鮮統一」、「中国統一」、「テロ戦争」、「ウクライナ紛争 (2014年-)」といった将来的、速報的なことを考慮して、急いで記事名を変更する必要はありません(WP:NOTNEWS)。例えば、1982年に起きた「en:Falklands War」は日本語だと「戦争」であり、 日本語版では2003年に「フォークランド戦争」として記事が作成されましたが、「フォークランド紛争」が一般的であることが確認できた2007年の段階になって改名されました。
用例の対象については、出典と文献#何を信頼するのか?も併せて、ご確認ください。
作戦名
記事名を、作戦名や暗号名(コードネーム)にする時には熟慮が必要です。作戦名や暗号名は、実際に戦闘が行われた時や場所とは無関係につけられることが多く、実際に起きたことを適切に表す呼び方ではありません。また、作戦名や暗号名は一方の戦闘当事者(陣営)の計画を指すため、結果として、記事の内容が一方からの観点のみで書かれ、他方にとっては不公平な扱いを招く虞が高まります。よって中立的な観点(POV)を考慮するならば、地名を使った呼称が望ましいですが、基本的には最も一般的な名称(WP:CRITERIA)を記事名にします。
ドイツの作戦名「バルバロッサ作戦」 (de:Unternehmen Barbarossa) やソ連側呼称「大祖国戦争」 (ru:Великая Отечественная война) を執筆するにあたって十分な独立記事の目安(WP:N)があるなら、それらは許容されますが、メインとなる親記事には最も一般的な「独ソ戦」にします。この目安があれば、暗号名「オマハ・ビーチ」 (en:Omaha Beach) のように一般的に知られていないような記事も独立可能ですが、より知名度の高い「ノルマンディー上陸作戦」(en:Invasion of Normandy)が親記事として成立させなければなりません。これは朝鮮戦争におけるコードネームを使った暴風作戦 (ko:폭풍 작전) に対する「国境会戦 (朝鮮戦争)」、クロマイト作戦 (en:Operation Chromite) に対する「仁川上陸作戦」にも当てはまります。
戦闘序列の記事名
戦闘序列を一覧として分割した記事は一般的に「…の戦闘序列」と付けられます。キャンパーダウンの海戦における戦闘序列、真珠湾攻撃の戦闘序列のようにです。
今のところ例はありませんが、戦闘序列をさらに分割する場合、ユーゴスラビア侵攻における枢軸国の戦闘序列のようになる場合があります。
部隊と編成の記事名
部隊、編成に関する記事名においても、正式名称を使うか、専門家や研究者が一般的に使用している名称(WP:CRITERIA)を記事名にします。
日本語以外の名称は共通の用語(例えば、規模や軍種)を翻訳し、残りの数字は転写するべきです。ただし、どう翻訳するかは、関連した文献における信頼できる情報源や有名な作品で使用されている名称を使うことで、一般的な名称になります。問題となるのは、特定の用語に関することです。元の名称が日本語として定着していない場合、それを無理やり翻訳して記事名に組み込むのではなく、記事内で記載するべきです。例えば、「第6SS山岳師団(ドイツ語: 6. SS-Gebirgs-Division Nord)…Nordは北を意味する…」のようにです。

部隊名は国軍またはその国家で使用されている名称を使います。例えば、日本陸軍が数字を漢字で表記するように、アメリカとイギリスの陸軍では、軍をスペル「英: First Army」(第1軍 (アメリカ軍))で表記します。同時に軍団にはローマ数字の「I Corps」(第1軍団 (アメリカ陸軍))を使用し、師団では序数詞の「1st Division」(第1師団 (イギリス軍))です。編集者は基本的に異なる言語の表記に従うようにしますが、原則として数字はアラビア数字(Wikipedia:表記ガイド#数字)を使用します。よって、「3. Panzerarmee」は「第3装甲軍」になり、「ロシア語: 16-я армия」は「第16軍」になります。
国軍は公式名称が「オーストラリア国防軍」のように日本語訳がわかっている場合、そのまま使用しますが、現地の名称が最も一般的である場合、記事名の付け方(WP:NC)にのっとり、「ドイツ連邦軍」(Bundeswehr; 直訳だと連邦防衛)のように一般名を優先します。その他、「…の軍隊」と{{暫定記事名}}が付けられていれば、公式名が判明した段階になって改名の検討に入ります。そうした論争になった名称について、どのように呼ばれているか合意形成できたならば、「アメリカ軍」を「アメリカ合衆国軍」や「米軍」へ改名することを否定するものではありません。
実在したものの、それぞれの事情で短期間で解体された部隊も慎重に扱うべきです。1944年春から夏の間だけ存在した「アメリカ第1陸軍集団」(First United States Army Group)、第二次世界大戦終結まで約6ヶ月の日本陸軍「第87師団」などです。1956年のハンガリー動乱の民兵組織にいたっては、もっと短命であるため、独立記事の目安(WP:NOTE)という問題もあります。
基地や要塞の記事名
基地名は同じ地域で違う軍種の基地が所在することがあるため、「朝霞駐屯地」や「セヴァストポリ海軍基地」のように地域の名前にそれぞれ軍種別の名称を複合させた記事名になる傾向があります。これは一般的に認知された名称(WP:CRITERIA)があるなら、そちらを優先します。例えば、「フォート・ブラッグ」は世界最大の基地として有名ですが、「キャンプ・ブラッグ」でも「フォート・ブラッグ陸軍基地」でもありません。また、同じ軍種であっても、「入間基地」と「横田飛行場」のように別々の名称になることが問題になるわけではありません。
「ラングレー空軍基地」は「フォート・ユースティス」の一部ですが、必ずしも統合する必要はありません。「ジュコーフスキー空港」のように民間に移行し、記事名からして軍事基地ではないならば、そこに軍事史を無理やり詰め込むことは、得策ではありません。別の記事にした方が良いかもしれません。
軍事史として「パールハーバー・ヒッカム統合基地」、「クラーク空軍基地」はよく知られています。また、イラク戦争を語る上で、後方支援を行っていた第2海兵遠征軍 (アメリカ軍)の拠点として利用された「ディエゴ・ガルシア海軍支援施設」は有名で、「ディエゴガルシア島」そのものが基地ではあります。しかし、本質は島です。その土地の記事で、過剰な軍事史を記述しすぎないよう注意が必要であり、分割も検討してください。
「スカパ・フロー」のような入江が長くに渡って基地として機能していて、基地以外に独立記事としての目安がないならば、軍事史が長くなるのは問題ありません。しかし、「シンガポール港」も軍事史に登場する場所ですが、それは港の歴史を語る一部であり、「日本占領時期のマラヤ」や「シンガポール港の歴史」で執筆することを検討してください。具体的には、「村上水軍」と「因島#村上水軍」のようなバランスが望ましいということです。
曖昧な回避を必要とする場合、曖昧さ回避の用語は基地や要塞が所在する地域、県、都市、地名を入れるべきです。例えば「フォート・アムステルダム (ガーナ)」や「フォート・アムステルダム (シント・マールテン島)」のようにです。他と同じく、「タイコンデロガ砦」、「マジノ線」など単一または固有名詞である場合、曖昧さ回避は必要ありません。部隊名に同じく、一般的な表記以外に信頼できる情報源(RS)で用例があるなら、「エバン・エマール要塞(フランス語: Fort d'Ében-Émael)…著者名はフランス語読みでエベン=エマール要塞と…」と記事内で補足し、リダイレクトを作ります。
注意すべきなのは、部隊名や基地名が時代の流れで複数の名称に変わった場合、通常、記事名は最後に使用された名称を採用しますが、例外として、明らかに広く知られた名称があるなら、その名称を使用することもあります。
書式
外国語の記事名は、正式名称(WP:COMMONNAME)によって「M1エイブラムス」のようにします。モデル名の後ろをライフル、戦車、戦闘機といった名称を変更したいのであれば、そのwikt:用例を信頼できる情報源から持ち出し、ノートで指摘するべきです。そして、用例を確認し、十分に固有名詞と判断できたならば、改名の手続きに入ってください。原則として、機械的に正式名称を翻訳しただけの記事名にすることは、目安(WP:CRITERIA)に反するため正しくありません。例えば、正式名称が「Rifle, Caliber 5.56mm, M16」だからといって、「M16自動小銃」を「小銃5.56ミリ口径M16」にする必要はありません。
機械的に翻訳しただけの名称は積極的に用例を調査すべきです。例えば、アメリカの戦車、M47やM60は、それが正式名称であるため、「(戦車)」の曖昧さ回避を使った記事名でした。これらはプロジェクト:軍事#アメリカ合衆国の装甲戦闘車両記事のように書籍、雑誌などの用例を調査した結果、いずれも「M47パットン」、「M60パットン」の表記が多いならば、それが正式名称でなくとも、日本語圏における一般的な名称(WP:CRITERIA)である、といったように改名提案します。
基本的に信頼できる情報源(RS)で頭字語が大文字で書かれているなら、「H&K MP5」のように、そのまま適切な固有名詞であると見なされます。一般的な固有名詞かどうか不確かであるなら、そのことをノートページで問題点として指摘しておきましょう。しかし、用例があったとしても、例外はあります。例えば、「NATO」は有名ですが、中立的な観点(WP:POV)、略号・記号・片仮名語(WP:NC#ALPHABET)に従い、「北大西洋条約機構」になります。
暫定記事名
上述の記事名の付け方に例外があるとしたら、日本語で書かれた信頼できる情報源(RS)が見つからない時です。一般的に入手しやすい書籍やWebソース以外の学術用語、文部科学省が発行した学術用語集にないような主題を指します[7]。
検証可能(V)な論文、出版など発表された物において、日本語での訳例(翻訳された名称)がない事態に陥った場合、信頼できる情報源(RS)の「日本語以外の言語で書かれた情報源」に基づき、外国語での信頼できる情報源を調査し、それを出典とすることで検証可能性(V)を満たします。しかし、これは編集者による翻訳となるため、独自研究(NOR)に接触するおそれがあります。これを解決するには、プロジェクト:翻訳検証へ依頼して{{Rough translation}}や{{翻訳検証}}を明示する、または当該記事に{{暫定記事名}}を付け、編集者自身が翻訳した仮の記事名であることを示し、理由をノートに書くことで対処します。
記事名の曖昧さ回避
| Wikipedia‐ノート:曖昧さ回避で問題提起されることがあり、曖昧さ回避を使った記事名を採用する時は適切な使用か確認してください。 |
このガイドラインの要旨:
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戦闘の曖昧さ回避
同名の戦いがあるために曖昧さを回避(WP:DAB)する必要があるなら、例えば、「サラミスの海戦 (紀元前306年)」や「キエフの戦い (1941年)」のように、括弧で西暦年を付加してください。2つの戦いが同年に同じ場所で行われた場合は、「第一次」、「第二次」などをつけます。例えば、「第一次ポエニ戦争」、「第二次バルカン戦争」のようになります。しかし、2つの戦いが時間的に非常に近接している場合は、同一の記事でまとめて説明する方が良いでしょう。例えば、英語版の「アルヘシラスの戦い」(en:Battle of Algeciras)は、6つの戦いについての曖昧さ回避になっています。
中立的な観点(POV)に重きを置きすぎて、「ソ芬戦争」 (ru:Советско-финляндская война) のような知名度の低い記事を作ることは注意が必要です。ただし、これは曖昧さ回避(DAB)のページとして「冬戦争」 (fi:Talvisota) と「継続戦争」 (fi:Jatkosota) への誘導となっています。それらが一般的な名称でなくても、信頼できる情報源(RS)から名称を確認できるならば、リダイレクト、あるいは、記事へ曖昧さ回避や{{Otheruses}}などを用いて、詳細が書かれた一般的な名称の記事へ誘導する必要があります。
括弧と西暦年を使った曖昧さの回避は確実ではありますが、西暦の概念が地域、時代によって在り合わない場合もあります。例えば、「多々良浜の戦い (戦国時代)」は地名と時代の要素を用いて曖昧さを回避しています。また、その戦闘を包括した戦争の名称を使った「大西洋の戦い (第二次世界大戦)」、「黒海の戦い (第二次世界大戦)」などもあります。これらは西暦がその年のみを指すのに対し、その地域で年をまたぐような、長期間に渡って行われた戦闘の記事に有用です。また、時代区分や戦争名を付けることで、戦闘の開始、終了時期に諸説ある場合にも論争を解決できます。
{{最新の出来事}}など時事的問題で戦争の名称が定着していないのであれば、「アフガニスタン紛争 (1989年-2001年)」(en:Afghan Civil War (1989–1992))のように西暦年を使うべきです。注意すべきなのは、西暦のような厳格な年号が必要な記事名にリダイレクトや曖昧さ回避のページを用意されず、適切に誘導がされないことによって記事が孤立したり、新規の記事が重複して作成されたりという問題になることがあります。そのため、リダイレクトをたくさん作ることで解決しようとせず、基本に立ち返って、曖昧さ回避を付ける必要性を検討してください(WP:PRIとWP:NC#DAB)。
部隊名の曖昧さ回避
| プロジェクト‐ノート:軍事で関連した議論があります(2025年2月)。 |
部隊名も名称が重複する場合は「名称 (用語)」のように曖昧さ回避(WP:DAB)を使用します。この用語とは、ウィキペディアの曖昧さ回避(DAB)の方針で、「第4歩兵師団 (イギリス)」といった所属する国の一般的な名称にするべきですが、国名にすると時期、時代によっては曖昧な場合(または部隊が国家に所属しない場合)があるため、その部隊が所属する「第1装甲師団 (ドイツ国防軍)」のように通常は国軍名(その他軍隊#類型の場合も)の名称にすることが慣例となっています。日本語版ではナチス・ドイツもドイツ国防軍も記事として成立しているため、「(ナチス・ドイツ)」と「(ドイツ国防軍)」、どちらでも可能であり、国軍名にしなければならないという明確な理由がなければ、合意によって変更可能です。
特に数字が付けられた部隊名は、世界中の軍隊で使用される可能性があるため、記事作成時に曖昧さ回避を使用しても良いことが慣例になっています。「第1師団 (陸上自衛隊)」のように、部隊の数字が若い番号で、兵科が世界的に普遍的な名称であるならば、現時点で同名の部隊名が作成されていなくても、その可能性が高いような記事が作成されるのを待つことなく、識別された部隊名で作成します。ただし、これを行った場合、曖昧さ回避が付いていない部隊名で{{Aimai}}を使い、Category:同名の軍隊へ入れて曖昧さ回避のページを作る必要が出てきます(リダイレクトではありません)。
これらは、「第3歩兵師団 (中国人民解放軍)」のように国軍が中国人民解放軍(中国共産党)であるなら、許容されるという慣例であり、「第3歩兵師団 (中国)」とするのは、正しくありません。なぜなら、中華民国国軍(中華民国)と区別する必要があります。しかし、中華民国国軍は旅団制をとっているため、「第542装甲旅団」のようになります。これらも合意形成を行えば、「(中国解放軍)」、「(台湾陸軍)」といったような略称への変更は可能です。
例外として、「呉鎮守府第101特別陸戦隊」のように上位の軍種が入る名称が一般的である場合、この限りではありません。また、「王室師団」(英: Household Division)、「降下猟兵」(仏: Fallschirmjäger)、「特殊空挺部隊」(英: Special Air Service)、「スペツナズ」(露: спецназ)、「フランス外人部隊」(仏: Légion étrangère)など、著名で、歴史のある伝統的な部隊名に曖昧さ回避は付けません。著名ではなくとも、固有名をもつ部隊として「ゴースト・アーミー」があります。他にも、「ベルギー航空構成部隊」や「富士教導団」のように国名や地名が入る固有名は問題ありませんが、アグレッサー部隊のような「評価部隊」、「教導隊」などは固有名が入らない場合、重複する可能性があるため、曖昧さ回避を正しく使ってください。
過剰な曖昧さ回避
特有な名称、重複するおそれのない固有名詞に曖昧さ回避を付けると、過剰な曖昧さ回避とみなされます。だからといって、安易に曖昧さ回避を排除するのも危険です。日本語で、「カフカース戦線」といった名称は、コーカサス戦争の別名として用例があるかもしれません。また、独ソ戦の戦場に由来する戦闘名、第一次世界大戦でロシア帝国側の戦闘名といった用例が出てくるかもしれません。第二次チェチェン紛争におけるチェチェン側の武装勢力「カフカース戦線 (武装勢力)」には、曖昧さ回避がどうしても必要です。
過剰な曖昧さ回避とは、「第76「ハンブルク」歩兵連隊 (ハンザ都市第2連隊)」のように固有名詞で重複のおそれがなく、曖昧さ回避も国軍、それに準じた記事名ではないことです。こういった記事名の付け方は、曖昧さ回避の原則に立ち戻って、見直すべきです。また、「第303コシチュシコ戦闘機中隊 (イギリス空軍) 」のような長い部隊名も重複する可能性がありません。「第1普通科大隊」、「第501=第503戦車連隊 (フランス軍)」といった、その国特有の伝統的な部隊の命名も慣例を無視して問題ありません。「第31独立親衛空挺旅団 (ロシア空挺軍)」も大元の国軍を使っていません。こういった曖昧さ回避は乱用とみなされ、他の編集者から言い逃れする余地がないぐらいに不毛な論争をまねく危険があります。
そういった論争、乱用を防ぐ第一歩は用例を確認することです。#部隊と編成の記事名にある一般的な名称(WP:CRITERIA)に出来なければ、#暫定記事名で対応します。
記事のフォーマット
戦闘の記事
冒頭段落は、簡潔にまとめるべきです。
- 戦闘の名称
- 年月日
- 場所(名称から自明でない場合)
- どの戦争 (War) での戦闘か
- 対戦者
- 結果または意義
記事は、以下のガイドラインに沿って、構造化されるべきです。
- 背景。その戦闘はなぜ生じたか? それはどの作戦行動に属したか? 戦闘以前に何が起きていたか?
- 発端。どの部隊が関わったか? 部隊はどのようにして戦場に到着したか? 計画はあったか?
- 戦闘自体の説明。どんな戦術が使用されたか?
- 結果。誰が勝ったか? 死傷者はどのくらいだったか? 追撃戦や後続戦はあったか? 次に何が起こったか? その戦闘は戦争全体の行方にどのような影響を与えたか?
記事が長くない場合は、節(セクション)を作る必要は全くありません。このガイドラインに沿って構造化された短い記事の例として、英語版のダウンズの海戦(Battle of the Downs)、より長めの記事の例として、ザマの戦い(Battle of Zama)があります。Wikipedia:良質な記事#歴史なども参考になるでしょう。
主要な戦闘の記事において、基本的な情報のみを表形式で提示するために、Infoboxテンプレートの"{{Battlebox}}"を付け加えたいと思うかもしれません。これについては下記を参照してください。
戦争の記事
冒頭段落は、簡潔にまとめるべきです。
- 戦争の名称(別名を含む)
- 年月日
- 対戦者
- 原因(複雑な原因を1文で簡潔に説明できないのであれば、これは後ろの節に置いてください)
- 結果
- もしもあれば、意義
記事は、以下のガイドラインに沿って、構造化されるべきです。
- 軍事衝突への歴史的背景。先行する戦争、政治状況、軍備および技術。
- 戦争勃発の原因は何でだったか。
- 注目に値する契機。例えば、オーストリア大公フランツ・フェルディナントの暗殺は、第一次世界大戦に至る一連の事件の引き金となりました。きっかけまたは口実を、その事件を戦争のきっかけとしてしまった根本原因から区別することを注意してください。
- 参戦者は、この戦争にどのように関わるようになったのか。最初の軍事的動向。
- 戦争に関する概要。戦争が大きい場合は、しばしばそれを段階、地理的領域(戦域)、海軍と陸軍の作戦に節を分けることが可能です。そして、軍事行動は、段階、戦域または作戦ごとに説明します。戦争記事ではそれぞれの戦闘について詳細な記述をしないでください。それぞれの戦闘について書かれた個別記事を参照するように閲覧者を誘導し、戦争記事では戦闘の結果と戦争全体にとっての戦闘の重要性についてだけ略説します。
- 非常に大きい戦争であれば、戦争の各段階、戦域、作戦、そして、重要や戦術、戦略、技術的側面ごとに記事を分割を検討します。中心となる記事において戦争のこれらの側面について要旨を概説してください。そして、閲覧者を詳細な個別記事に誘導してください。
- 戦争はどのように終わったか。重要な講和条約があったなら、講和条約自体を解説するための別の記事を作成し、それを参照するようにしてください。
- 戦争の結果どうなったか。その影響が誰に及んだか。次に何が起きたか。戦争は平和をもたらしたか、さらに別の戦争が続きたか。国々は、征服されたか、解放されたか。戦術や技術に重要な発展があったか。
- 一覧と表。(戦争を構成する)戦闘の一覧。関係する国々と同盟の一覧。国ごとの死傷者数。
記事が長いのであれば、上記で示されたガイドラインに沿って節に分けてください(短ければ、分ける必要はありません)。このガイドラインに沿って構造化された短い記事の例として、第一次英蘭戦争、長い記事の例として、七年戦争があります。
精度や正確さ
このガイドラインの要旨:
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ここでは、{{精度}}や{{正確性}}などが貼られた記事にどう対処すべきか解説します。軍事史の記事は常に正確な記述にするよう努めなければなりません。利用者が難解な文章で書かれた記事を見たら、即座に読むことを放棄してしまい、一生懸命取り組んだ編集者自身に限らず、その他の編集者による努力すら水泡に帰すからです。
良くない例は、カテゴリ:太平洋戦争の記事に多く見られます。レイテ沖海戦を見てみましょう。詳細に執筆されていますが、参加兵力が散らばっていて、1箇所に戦闘序列としてまとめておらず、可読性を大きく損ねます。一覧に分割しない場合、ワーテルローの戦い#軍隊のような例がお手本です。また、Quotationテンプレートを使って、何回も作戦指令とその内容まで掲載されていますが、軍事史に詳しくない一般の利用者がこれを読んで、どう思うか?という視点が欠如しています(WP:TECHNICAL)。また、引用の本質からいえば、発言者と出典を付けなければなりませんが、これもありません(WP:引用要件)。
もっとひどい例で言うと、出典と紐づけされない記述や一次資料の拡大解釈であり、そういった出典がともなわない記述は独自研究(WP:NOR)にあたる畏れがあります。以下の戦後の供述などは、その時の決断や行動に何ら関係がありません。「戦後の評価」といった節を作り、そちらに移動してから{{要出典}}を付けて対応します。
第1遊撃部隊第3部隊は主力部隊と同時にレイテ湾に突入する計画に基づき、訓練を行っていた<ref>森幸吉、1944年、防衛省防衛研究所、レファレンスコード C14061105800</ref>。
第3部隊の士官は、同時突入が困難になった事もあり、中止の意見具申を考えたと戦後に供述した。
さらに、注釈に書かれた記述の出典が不足しているがゆえに、「…思われる」、「…可能性がある」、「…判断する事は難しい」といった記述全てが雑記と化しており、記事の質を著しく貶めています。どの出典で、誰が何を書いたか、を明確にする必要があります。また、出典テンプレートで名字と名前(氏名)で表記するのは問題ありませんが、本文や注釈で、「……氏は」とは記載せず、「森本忠男によれば…」「左近允尚敏は…」と表記を統一します(Wikipedia:表記ガイド#人名)。
最後に教授職でもない編集者や政府、軍隊にとって都合の悪いことを書かないシンクタンク(ここでは戦史叢書)を出典にして、総論を語るべきでしょうか? …ウィキペディアが百科事典である、という本質を忘れています(WP:NOTADVOCATE)。Wikipedia:秀逸な記事#秀逸な記事の目安が参考になるでしょう。
より詳細な記述に関する部分を残すのであれば、それは分割という解決策があります。サマリースタイル(WP:SS)、過剰な内容の整理(WP:SURPLUS)を参考にします。
例えば、「レイテ沖海戦の背景」へと分割して「捷号作戦」と内容のすり合わせを行う、「レイテ沖海戦の戦闘序列」や「レイテ沖海戦の無線電信」への分割といった、1つの記事に詰め込みすぎることより、分割することも検討することで、より精度が高く、より範囲の狭い事柄に関して、難解な用語を使っても補足しやすい記事となり、さらなる加筆が望めることになります。ただし、専門的な記事でも、他の記事に比べて精度を追求しすぎて、一般的な利用者が理解に苦しむような内容にしないよう注意することは、もはや、言うまでもありません。
これらを踏まえた上で、特定の作戦、編成、司令官の名前が利用可能ならば、より一般的な文章にすることが適切です。
第二次世界大戦におけるヨーロッパ戦線の西部戦線で連合軍がドイツ本土侵攻を開始したen:Operation Grenadeで以下のような文章があると仮定します。
ウィリアム・シンプソンは、我がアメリカ合衆国第9軍はオペレーション・グレネードというコードネームで、そう遠くない時期にリーバー・ローレを越える攻勢を開始するだろうと語った。作戦可能になる目途がつき、ルール川に向けた作戦が開始されたのは1945年2月23日のことだった<ref>司令官名のインタビュー『歩兵の歩み雑誌』 1980年、25項</ref>。
ウィリアム・シンプソン率いるアメリカ第9軍は支流ローレ川を超え、ルール川に向けて攻勢開始することを宣言し、1945年2月23日にグレネード作戦が始まった<ref>著者名、翻訳者名『ルール川からエルベ川に至るまで』 2020年、200項</ref>
利用者にとってわかりやすく、内容としても正確な表現はどちらでしょうか。信頼できる情報源(RS)の二次資料、三次資料を参考にした方が簡潔な文章にしやすい例です。
画像は重要か?
より学術的な記事へ昇華するために画像は必須ではありません。しかし、高い評価を得る記事には画像が含まれます。一度文章から目を離して、画像へ視線を移すことで目を休憩させるからです。おそらく、西洋のミニアチュールの伝統、その他の地域でも同様の文化から発展したと考えられています。
ここで言う画像とは、写真に限らず、図表、絵画、地図なども含まれることを忘れないでください。また、写真であっても有名な関連人物に限定する必要はありません。記事の出来事に直接的なものに留まらず、博物館で見ることができるような単純な展示物も含めることもできます。一番の問題となるのは、画像が乱雑に置かれて、読みづらくなってしまうことです。このため、視覚的な助けとなる画像の量は妥当な範囲に留めるべきです。何が妥当なのかはテーマによって異なるので、他の編集者に積極的に声をかけ、合意を取るのが最善です。適切な選択、適切に配置、これらが記事への理解を確実に高めます。
正しく利用すれば多くの利点がありますが、利用する際に気をつけるべき落とし穴があります。例えば、記事の本文で取り扱っている人物の写真や肖像画は視覚的に人物のイメージを知ることができますが、記事を読む人がテーマと関係ない対象に興味を示さない傾向があるため、必ずしも必要ではありません。なぜなら、写真や肖像画では人物のイメージが伝わるだけで、人物像は記事内で語るべきという場合があるからです。これは画像に対する読者の評価にもよります。逆に画像を使いすぎると、記事の構成を乱雑にし、そういった説明の文章を阻害、邪魔してしまう可能性すらあります。
日時
軍事史に関連する記事では、日時を執筆する際はWikipedia:表記ガイド#年月日・時間に従うべきです。このガイドラインに従うため努力を払うべきですが、合意がある場合はこの限りではありません。
- 1900年1月1日であり、1900年、1日1月や1月1日(1900年)ではありません。
- 1900年1月1日であり、1900年01月01日ではありません。
- テンプレートでの年月日必須の場合は、1900-01-01となる。
- ハイフンとダッシュ
- 表記ガイド(WP:HYPHEN)に従い、軍事や軍事史に関連する記事の中で日時の範囲はハイフンマイナスとダッシュ (記号)#enダッシュを使います。マイナスハイフンであれば、スペースを含むことが可能で、enダッシュ(
–)ではスペースを入れずに日時の範囲を記載します。
- 1968年–1970年であり、1968–1970ではない。
- 1968年 - 1970年であり、1968年 – 1970年ではない。
- 和暦
- 年号もWikipedia:表記ガイド#西暦・和暦に従います。一般的に軍事史に関連した信頼できる情報源では、和暦しか記載がないということが少ないため、西暦を優先して使用しますが、西暦が記載されるならば、和暦の併記も認められています。
- 1944年(昭和19年)5月-8月
- 1943年(昭和18年)9月12日–14日
- 繰り返しの表記
- 日時を繰り返した表記は使用する必要はありません。
- 1968年1月 - 3月であり、1968年1月 - 1968年3月ではない。
- 1914年(大正3年)6月3日 – 8月15日であり、大正3年(1914年)6月3日 – 大正3年8月15日ではない。
- 1951年11月3日 - 4日であり、1951年11月3日 - 1951年11月4日や1951年11月3日 - 11月4日ではない。
- 年号の範囲
- 同じく表記ガイドに従い、西暦を省略した2桁ではなく4桁で記載します。
- 第二段階(2004年–2006年)であり、第二段階(2004–'06)ではない。
国旗と軍旗
| プロジェクト:軍事史ではTemplate:Flagiconとそれに類似したフラッグテンプレートの使用を推奨しません。 Category:かつて存在した国家ならば歴史問題の範疇ですが、それを除けば政治的イデオロギー問題へと論争を招く上、それはプロジェクト:政治の範疇です。 |
我々が持つ今の技術力では、視覚情報だけに頼った情報の伝達を見直す段階に入っています。
国旗や軍旗(フラッグ)はどこの国家の軍隊、兵器であるのか、利用者に視覚でわかりやすくするために便利です。しかし、無闇に国旗や軍旗を使用することは、利用者が健常者であるという前提で使うものであるため、これを必須とすべきではありません。

中立的な観点(POV)や持続可能な開発目標(SDGs)などの問題、国際的観点から政治的な問題を引き起こす懸念もあります。例えば、日本語のメディア媒体で旭日旗がセンシティブな問題として取り上げられるのに対し、ハーケンクロイツの問題が取り上げられることは少ないですが、日本国外の日本語話者からすればナチズムの奨励、賛成と受け取られかねず、日本語版ウィキペディアの信用を失墜させます[9]。
編集者自身が全ての世界史に通じていますか?…そうなら、正確な国旗や軍旗を使用することでき、論争の種をまくようなことはしないでしょう。そうでないなら、古代の戦争、都市国家同士の戦いのように注意が必要な記事はたくさんあります。詳細はアイコン(WP:ICON)を参照します。アイコンのガイドラインが理解できないならば、直ちに使用を中止するべきです。
特にInfoboxは要約したBoxであるため、編集者にとって可読性を損ねていると判断するなら、フラッグテンプレートの除去を検討すべきです。装飾したようなゴテゴテとフラッグを並べたようなInfoboxは異常ですが、適切な使用の範疇ならば理解を助けるという見方もあります。また、Infobox以外の戦いや戦争の記事から分割された戦闘序列のような記事、または一覧記事でのフラッグテンプレートを使用することについて問題視されておりません。しかし、通常の記事で文章中で使用しないでください。
これらは戦争や戦闘の記事での扱いの解説です。企業やスポーツのInfoboxではフラッグテンプレートを使うべきではないと論争になっており、論争に加わるつもりがない編集者は使用を控えることが得策です。それでも、なお、フラッグテンプレートを使用しようとする場合、出典に基づき、以下のことに注意して正確な表示をしなければなりません。
- 時代をまたぐような記事での錯誤を招くフラッグテンプレートは避けるべきです。
- 現存しない国に対して、現代のフラッグを使用してはなりません。大抵、後継なのかという問題を招きます。
- 一覧記事など除き、通常の記事において文脈内で原則としてフラッグを使用しない。
- どの国にも所属しない組織や個人に対してフラッグを付けることは適切ではない。
- 伝記のInfoboxにおいて、フラッグテンプレートを所属、軍種を示すことはありますが、出生地や死亡地まで付けてはならない。特にこの問題は英語版において依然として意見の隔たりが大きく、通常の編集者は関与せず、フラッグを使用しません。
略称・仮名遣い
このガイドラインの要旨:
|
軍事史の記事では、略語や頭字語が頻繁に使用されることが特徴的です。これらは辞書や軍隊のサービスマニュアル(規則・規定など)にも記載されていないことがあります。この現象を説明するには、三文字頭字語(TLA)という用語を理解しておく必要があります。無線、データリンクといった迅速かつ大量の情報を確実に伝達する、という戦場や現場における戦術的な要請に基づく合理的な答えを求めた産物です。
Standard Operating Procedure(標準作業手順)と受信者側が共通の組織的な訓練において、専門的なスキル、知識、属性を持つようになります。そうした背景により、伝達されたメッセージが誤読されることがないことを保証します。しかし、要求される専門的な訓練にまったく関係のない一般の人や編集者には理解不能でしかありません。
実際、軍事組織でそういった類の訓練を受けた者でさえ、特殊部隊の階級に関する新語などは、しばしば理解しがたいものがあります。また、日本史に登場する漢文や歴史的仮名遣(WP:KANA)を使った一次資料をそのまま引用してしまうと、一般の利用者にとっては難解です。二次資料から引用した方がわかりやすく、簡潔です。
そういった表現は、一般的に市場に出回っている軍事に関した歴史に関する人気の書籍(時には質の低い)に見られます。また、アマチュアの歴史家によって書かれた書籍、一次資料や直接的な取材をもとにした書籍、軍事的な背景を持つ自伝のような著者によって書かれた書籍にもよく見られます。そして、略称や歴史的仮名遣が繰り返し使用されているのです。このような表現は、一部の軍事ガイドブックなどに反映すらされるようことさえあります。
特定のメディアの性質が個々の兵士、士官の言葉で書かれることが多いことが理由ですが、そういった表記は真剣な百科事典を目指す上で、避けることが良いでしょう。例えば、「MG」(機関銃)、「D」や「Div」(師団)、「MAJ」(中佐)、「CPT」や「Capt」(キャプテン≒艦長)、「直チニ攻撃隊ヲ発進セシムル」(直ちに攻撃隊を発進する)、「MBT」(主力戦車)など。少しでも軍事に関連したメディア媒体(報道)を見たことがあるなら、一般的な利用者でも何を意味する用法、単語なのか知っている、と仮定しないでください。そういった記事を見つけたら、{{専門的}}で注意喚起します。
方針上の問題で記事内に掲載するのは不適切ですが、著作権切れの一次資料は姉妹プロジェクトで歓迎されます。{{Copy to Wikisource}}などで誘導します。
百科事典的な表記を心がける

日本語版ではWikipedia:表記ガイド#略語・略称に「そのページでの初出時に正式名称を表記」と記載があります。つまり、ギガバイト (俗称でギガ、GBなど)のようにするということですが、ここでいう略称や歴史的仮名遣とは、Wikipedia:表記ガイド#俗語・俗称・隠語・業界用語の「業界用語」に近いものであり、原則として使ってはいけません。記事の初めに紹介すれば許容されるという考え方は間違っており、略称や歴史的仮名遣、頭字語の使用は避けるべきものである、と捉えてください。
どうしても使わざる終えない場では、控えめに使用することを推奨するものであり、好まれるという意味ではありません。良質な記事、秀逸な記事といった選考コミュニティでは、間違いなくこの傾向が顕著です。
専門家でもない人の好みに過ぎないという意見が出ることもありましたが、基本的に利用者が軍事的な背景がないこと、軍事史に関する話題に触れない利用者を想定するべき、という明確な要請に由来しています。
したがって、略語や頭字語の過度の使用は、適切に定義や説明がなされている場合でも、理解しにくい業界用語と見なされます。そういう記事は百科事典に相応しいないと考えられ、{{百科事典的でない}}や{{Tone}}の対象になります。一方で、b:戦術学入門のようにb:ウィキブックスならば、百科事典的ではない投稿も可能です。
以上の理由から、略称や歴史的仮名遣は記事全体を通して略さずに完全で、現代仮名遣いで表記するべきだと提案されています。例えば、時刻は0130ではなく「1時30分」、部隊名は6師ではなく「第6師団」、十一戦隊やSqu.11ではなく「第11戦隊か第11飛行隊」、二水戦ではなく「第2水雷戦隊」、階級はSGTではなく「軍曹」と書くべきです。
一部の記事では例外があります。例えば、朕は国家なり、中国大返し、ラバウル航空隊のように通称が一般的な名称(WP:CRITERIA)として定着している、という場合です。現代仮名遣いを使っており、記事名の付け方(WP:NC)にも反していません。
他方、第二次世界大戦におけるアメリカ陸軍航空軍を記事内で毎回言及するには長過ぎるため、最初の言及ではアメリカ陸軍航空軍(アメリカ航空軍)と表記し、その後はアメリカ航空軍としたりすることも検討する場合があります。しかし、こういった略称を1つの記事に留まらず、その時期の記事全般で使用する場合、合意形成しなければなりません。なぜなら、同時代にアメリカ陸軍航空隊やアメリカ空軍という組織の改編があったため、アメリカ航空軍で表記を統一してしまうのは間違っていることに注意しなければなりません。
同様に、イギリス連邦(コモンウェルス)の大隊に関しては最初に完全な表記を行い、その後の略称を使用することを許容するべきではないかと検討されています。例えば、(以下直訳です)第3大隊ロイヤル・オーストラリアン連隊(en:3rd Battalion, Royal Australian Regiment; 3 RAR)や第2大隊プリンセス・パトリシア・カナディアン・軽歩兵(2nd Battalion, en:Princess Patricia's Canadian Light Infantry; 2 PPCLI)、第1大隊パラシュート連隊(en:1st Battalion, Parachute Regiment; 1 PARA)などです。
技術的な用語であれば、{{Abbr}}の使用も検討の範囲に入るでしょう。それ以外のスタイルに関する議論は広く意見を求め、合意形成が出来たならば、合意事項をきちんと文章化し、その記事と同種の記事において一貫して適用するべきです。なお、部隊名の付け方に関してはプロジェクト:軍事#記事名の付け方をご覧ください。意見をお持ちの方は軍事のノートへお願いします。
関連項目などの基準
軍事史の記事では、日ごとに関連項目が増やされ、それが削除されるということが日常茶飯事です。他にもWikipedia:雑多な内容を箇条書きした節を避ける(WP:TRIV)から逃れるため、ナビゲーションテンプレートに何でも詰め込む、ということがよくあります。しかし、特に記事があるわけでもない項目の一覧や赤リンクと他言語へのリンクを並べただけの一覧などはWikipedia:箇条書きの「内容のない箇条書き」(WP:PROSE)に違反しています。そういった問題を抱えている関連項目は削除の対象になります。しかし、これらを削除の対象から避ける方法もあります。
文化的影響力
世界は常に軍隊に注目しています。映画における戦艦や戦闘機といった伝説的な兵器の登場、文学における戦車や軍隊の一連の言及、ビデオゲームや音楽における軍人の英雄的な発言まで、どの国でも、どの国民でも、自国の歴史が誇らしい!と大衆文化に見出しています。
こうした瞬間に慌ててウィキペディアの該当記事に軍隊、軍用車、歴史上の人物の姿を追加する。残念なことに善意でなされたものであるにも関わらず、ほとんどの場合、いくつか理由をあげて編集者はそれを消してしまいがちです。その最たるものが、大衆文化に関連する資料の存在が明記(CITE)されず、雑多な箇条書き(TRIV)に終始しているという事実です。
こうした動きはせっかく貢献者になれるチャンスの、特にウィキペディア初心者とベテランの編集者たち、細かなメンテナンスが好きな人やウィキプロジェクトに貢献する人々との間に緊張をもたらす、という意図しない結果になりがちです。大抵の場合は、書き方が悪かったり、メンテナンスが不十分だったりと無作為に、雑多で、どうにもならない情報を集めた塊になりがちです。注意深く、安易に削除せず、メンテナンスを促す必要があります。
ウィキペディアは学術論文集ではなく百科事典であることは軍事史においても適用されます。問題の解決策として、節が長くなると、一部の編集者は記事をサマリースタイルにしようと、別の記事に分割しますが、まず箇条書きの大衆文化には{{要出典}}を追加し、出典を求めましょう。
出典を求め(CITE)、ノートで意見を求め、それでも収集がつかない場合、{{Preview warning|{{Notice|ここに提示するものはガイドライン[[Wikipedia:関連作品]]に準拠し、出典つきで記述する必要があります。}}}}のような警告を出し、猶予の時間を設けても、なお、応じてもらえない事態に至って削除という最終手段をとるようにするべきです。
箇条書きで終わらせない
B-17フライングフォートレスの爆撃任務の困難さとそれに立ち向かう姿の話は少しばかり盛っている部分こそあるが概ねその通り — 映画「頭上の敵機」について、ポール・ケネディ、伏見威蕃(2013年)

関連性の低い事項は載せない、情報を無差別に収集しない、などを一旦、脇に追いやりましょう。なぜなら、大衆文化だからこそ衆目を集め、検証可能性(VERIFY)を満たす媒体で専門家が言及している可能性があるからです。
IMDb.comによれば、2022年のトップガン マーヴェリックは顧客生涯価値(LTV)で約7億1800万USドルです[10]。大雑把に2024年12月頃の為替1USドル155円で試算すると約1114億円になります。1998年のプライベート・ライアンなら約2億1650万USドル、2001年のパール・ハーバーなら約2億USドル、2017年のダンケルクなら約1億9000万USドルです。
この金額からも読み取れるように文化的影響に留まらず、経済的にも波及があります。そうした金額だけが突出した独立記事の目安(WP:NOTE)、旧称の特筆性だと断じるものではありませんが、言語の異なる文化であってとしても、出版物での言及を探すのは困難を極まりないと言い切るほどのことではありません。大衆の注目を集めた作品ほど雑誌などで論評され、それは検証可能性を満たしている可能性があり、特筆すべきところも専門家が語っているでしょう。もちろん、基本的には大衆文化それ自体が一次資料になり得ないことがほとんどですが、衆目を集めた著名な大衆文化は大学になくとも図書館などの施設に収蔵されている可能性があります。
注意すべきことは、専門家らが記事の主題やテーマと同じことを言及している部分を探すことです。文章と違ってウィキペディアにアップロードできないものは客観的な証明をするため、専門家の言及を追う必要があります。これが書籍であれば、表題(タイトル)が主題(記事名)と同じだと確認できることですが、そうでないものを無理やり合成して書き連ねるのはウィキペディアの方針に反します。大抵の場合、表題、章(チャプター)、節(セクション)がそれで、見つけるのはそう難しくありません。
最後に、これらは映画のような映像作品に限られた話で終わりません。ドラマ、文芸、ゲーム、アニメ、音楽、ホビーなど著名なものは業界誌、情報誌、文芸誌、技術誌といった雑誌で、専門家が名前を出して論評しています。他の編集者が10年後もアクセスできる媒体ならば、それを元に独立記事の目安(NOTE)のある事項である、と記事に加えるべきでしょう。en:B-17フライングフォートレスがアメリカの空軍力を象徴している、と語るようにです。そうした積み重ねが1つの箇条書きからの脱却に繋がります。
ナビゲーションテンプレート
Wikipedia:ナビゲーションテンプレートが私論とはいえ、「内容のない箇条書き」(WP:PROSE)の違反になり得ます。
これを解決するには、どういうテーマが適切なのかを考えることが重要になります。
例えば、そのテーマ(主題、記事名)に関連した一覧記事を作ります。もし、一覧記事を作成し、雑多な内容を箇条書き(WP:TRIV)、検証可能性(WP:VERIFY)、出典の明記(WP:CITE)などに違反といった問題がある一覧だと指摘されるということは、ナビゲーションテンプレートとしても不適切ということです。その場合、どういう一覧が望ましいのか、考え直す必要があります。大抵の場合、テーマを分ければ解決します。一覧やナビゲーションテンプレートが小さくなってしまうかもしれません。小さいということはテンプレート化せずとも、記事の関連項目に入れておいて十分な量ということであり、一覧として小さくても成立するということはナビゲーションテンプレートとしても成立するということです。
要約するとナビゲーションテンプレートとは、カテゴリや一覧の一部です。
読者が次に読むであろう関連性の高いものだけを厳選し、誘導(ナビゲート)します。これを「関連」だけで、誘導を強制してはなりません。
出典と参考文献
情報源
ウィキペディアの公式の方針により、信頼できる情報源(RS)を参考に執筆することが求められています。最終的な目標ではなく、最低限の条件です。ある特定の最近のトピックでは、一時的に低い基準が許容されることがあります。しかし、軍事史に関する記事は、権威のある専門家、研究者、歴史家による二次分析の対象となった出版、発表済みの二次資料に基づいて執筆することを目標にしています。品質の高い一次資料の使用も認められていますが、それらを正しく使用することは困難を要し、独自研究は載せないに接触する可能性が高いことを認識しておかなければなりません。これを避けるには、歴史の解説を行っている書籍を中心に広範囲にわたって調査し、執筆しようとしている記事に関連した全ての情報源を特定することが推奨されます。可能であれば、そういった情報源は記事を書く際に手元にあること、すぐ閲覧できることが望ましいとされています。
限られた情報源
政府など国家機関による機密、その他の機密に関連した記事は、検証可能性、独自研究、非主流学説といったウィキペディアの方針に準拠する必要があります。上記で概説したように、そのような記事で提示されるべきは、信頼できる情報源を適切に引用する必要があります。公開された情報源の不十分さを理由に出典のないまま、または不十分な資料をもとにして記事にすることを正当化したり、出典の明記の方針が甘くなることはありえません。
出典の明記
歴史的な資料は性質上、徹底的に、さらに網羅的に出典を使用し、本質を見極めるべきです。以下、直接的に出典が必要とされる最低限の一覧です。
- 資料を参考に執筆した時
- アイディアのパラフレーズ(言い換え)その他の借用した時
- 争点、または異論に対して証明が必要な時
- 主観的、または質的な判断が求められる時
- 数値、統計
これらは全て、必ず出典を明記しなければなりません。他の編集者から出典を求められた場合でも、出典を掲示することが必要です。
それ以外に検証が難しい情報源に基づいた執筆、発言、コメント、重要な事柄に関しても出典を掲示する必要があります。記事においても、出典の多少、出典の数に関して数値的な規定はないため、どの程度の出典付けが適切か編集者側に判断を求められます。出典を載せるべきか悩むなら、迷わず出典付けを行います。そうした出典を事あるごとに追加することに最悪も害もありません。むしろ、長期的な視点で見た場合、より良い記事を目指すにあたって非常に価値のあるものになるでしょう。
出典の付け方
一般的に出典付けは脚注を使用します。使用可能なフォーマットがいくつかありますが、記事内で一貫していれば、どのフォーマットを使用するかは執筆中の編集者の裁量に任されています。通常、解説的な注釈は、参考文献の出典とは分けて記載されます(例えば東ローマ帝国#注釈)。一方、両方が一緒に記載されることもあります(例えばガリア戦争#脚注)。
1つの脚注につき、1つの出典しか使えないという規定はなく、任意の数を掲示できます。出典は文章ごとだったり、それなりの文章量に対して使用されたりしますが、段落全体やセクション(節)全体に対して使用されることもあります。注釈では、記事内の文章に対して出典の関連性を明確にする場合にも有効です。例えば、「<ref group="注釈">作戦の詳細については、スミス著『First Book』 123–125項 ; ジョーン著『Another Book』第2–3章を参照;国際的な反応についてはトーマス著『Yet Another Book』198–202項</ref>」といったように、何を参考に執筆したかを明示することが可能です。
明記の依頼
出典の明記を求めることは合理的なアプローチを取るべきです。重大な問題があるような正確性の疑いがない限り、記事のノートで出典の明記を依頼する方が、大量の{{要出典}}を記事に追加するよりスマートとされています。要出典テンプレートの乱用は避けるべきです。もし、記事そのものに出典が一切記載がないのであれば{{出典の明記}}を使い、個別参照がまったくないなら{{参照方法}}を追加する方が建設的です。段落ごとに出典付けがされていれば、段落の最後にある出典を確認することで、その段落全体の内容や数値に関して確認できる場合があります。
テンプレート
| プロジェクト‐ノート:軍事史#Template:Battlebox に地図にて、Template:Battleboxの機能拡張が提案されています。(2025年11月) |
プロジェクト軍事史が整備している様々なInfoboxテンプレートとナビゲーションテンプレートは共通の書式(スタイル)を使用しています。Infoboxについては、Template:WPMILHIST Infobox styleを使用し、外観の統一を図っていますが、Infoboxとcampaignboxは1つの記事につき1個という合意を形成し、日本語版では連続して使用することを想定していないことに注意してください。一方で、Wikipedia:テンプレート・モジュール作成の目安がガイドライン化されておらず、作成、統合、削除について、個々に、またはプロジェクトで合意形成する必要があります。
Infoboxテンプレート
軍事史のInfoboxは他のガイドラインに準拠して使用します。アクセシビリティ(WP:ACCESS)などを念頭に置いて、以下のことに注意してください。
- 各Infoboxに入力する名称や数値(以下、値)は省略が可能です。どのパラメータ(引数)を使うことが適切なのかは、それぞれの記事において編集者が議論、検討することになります。
- 1つのパラメータ内に複数の値を入力する場合、読点(、)、改行(<br />)で区切ることがあります。アクセシビリティへの配慮のため、値と値の間を改行だけで区切ると文章読み上げソフトの利用者が混乱する可能性があるため、必ず読点を入れます。{{Hlist}}のような専用のテンプレートを使う方法もあります。また、単語や用語が長いからといって、見栄えを重視して途中に改行を入れるのも良くないことです。
- Infobox内でフラッグテンプレートを使う際は、#国旗と軍旗の要件を満たす必要があります。
主要Infobox
主要Infoboxは軍事史に関連する記事において概要を提供することを目的としています。基本的に記事の上部、{{Otheruses}}の後ろ、導入部の手前に配置します。各テンプレートの解説に使用できるパラメータと用途が記載されていれば、それに従い、異論があれば、テンプレートのノートよりプロジェクトのノートで意見を述べてください。
- {{Battlebox}}
- 英語版から導入され、戦闘、作戦、戦争など軍事史に関連した記事で使用される一般的なテンプレートです。ただし、パラメータ
|result=(結果)は、しばしば議論の的になちがちです。情報の要約という観点から、複雑な表現が好ましくいないため、記事内のセクション「結果」を作り、[[#結果|結果を参照]]といったような形をとることも検討してください。これはInfoboxが要約ではなく一覧と化してしまった交戦勢力、指揮官にも当てはまり、[[#参戦国一覧|その他は参戦国を参照]]や[[#戦闘序列|戦闘序列も参照]]とすることで解決できます。ノートでの議論の結果、論点となるパラメータを空にして省略するという結論に至る場合もあります。 - {{Infobox military conflict}}
- 主に紛争や軍事衝突といった記事での使用を目的されましたが、英語版でBattleboxから統合されたこともあって、英語版から翻訳された記事では、こちらのテンプレートが使用されます。
- {{Infobox 国軍}}
- 軍事組織(軍種・勢力を含む)向けInfoboxテンプレートです。 Template:Infobox national militaryからリダイレクトになっていますが、英語版と互換性はありません。
これら以外にプロジェクト:軍事#テンプレートもあります。
Campaignbox
- {{Campaignbox}}
- Template:Battleboxでの使用を想定して作られたテンプレートですが、ナビゲーションテンプレートとしても使用できるようになっています。戦争、戦線、戦いといった直接的な関係のある記事、同じ地域での戦闘などをリンクします。
スタブテンプレート
- {{War-stub}}
- 軍事史に関連した記事にはスタブテンプレートがいくつかあります。一般的な軍事史のスタブは{{War-stub}}で、それ以外にプロジェクト:軍事で取り扱っている{{Gunji-stub}}、{{Weapon-stub}}、{{Warship-stub}}、{{Mil-aviation-stub}}、{{Mil-vehicle-stub}}などがあります。
合意形成されていないテンプレート
提案されずに作成されたテンプレートは削除の対象になる場合があります。運用方法について計画をお持ちの方はプロジェクトのノートで提案してください。
- 補助InfoboxとしてTemplate:Infobox command structure、Template:Infobox service recordなどが作成されていますが、これらの用途、運用方法について議論や合意形成はされていません。
- ナビゲーションテンプレートの書式を統一するためのTemplate:Military navigationも用途、運用方法について議論や合意形成はされていません。
- スタブテンプレートTemplate:Mil-bio-stubも用途、運用方法について議論や合意形成はされていません。
カテゴリ名の付け方
| Wikipedia‐ノート:カテゴリの方針でカテゴリの濫造が問題提起されています。 |
| 合意形成されていません:ここに掲載された「時代別」、「戦争別」、「規模別」、「種類別」の全て、また一部の作成は検討されておらず、編集者が作成を検討しているなら、どのような計画で作ろうとしているのかプロジェクトのノートで計画を発表してください。計画的カテゴリ作成を怠ると、「Category:ドイツ空軍 (国防軍)の部隊と編成」「Category:ナチス・ドイツの軍編成」といった規則性のないカテゴリの乱立が発生してしまいます。カテゴリ名の付け方はプロジェクト‐ノート:軍事史/戦闘のカテゴリの整理(2006年)以降、議論されていません。 |

カテゴリ名には法則性が存在します。これをもとにサブカテゴリでも一貫したカテゴリ名に統一することが出来ます。
- 国別
- 基本的に「国別の…」というカテゴリ名のサブカテゴリは「Category:国家名の…」とサブカテゴリを付け、「国家名」はその国の最も一般的な名称にします。
- Category:各国の軍事 → …の軍事(Category:ロシアの軍事)
- Category:各国の兵器 → …の兵器(Category:フランスの兵器)
- Category:各国の軍事史 → …の軍事史(Category:アメリカ合衆国の軍事史)
- Category:各国の部隊と編成 → …の部隊と編成(Category:イギリスの部隊と編成)
- Category:各国の武器 → …の武器(例:Category:中国の武器)
- 軍隊や軍人などに関連した部門カテゴリも同じ規則に従い、Category:アメリカ合衆国陸軍の編成のように国名の代わりに軍種に置き換えて作ります。by … involvedに相当するような関与カテゴリは国別カテゴリをすべて置き換える大掛かりな作業が必要になるため、ノートで提案してください。
- Category:各国の戦闘 → …の戦闘(Category:フランスの戦闘)
- Category:各国の戦争 → …の戦争(Category:オスマン帝国の戦争)
- Category:各国の包囲戦 → …の包囲戦(Category:フランスの包囲戦)
- 時代別
- 時代別という名前のカテゴリは「時代の国家名」となります。時代別の部隊は提案されていません。
- Category:各時代の戦闘 → …の戦闘(Category:…の戦闘)
- 戦争別
- 「…の戦争」のサブカテゴリは最も一般的な国名です。戦争別の部隊や人物は提案されていません。
- Category:戦争別の戦闘 → …の戦闘(Category:百年戦争の戦闘)
- Category:戦争別の作戦と戦い → …の作戦と戦い(Category:太平洋戦争の作戦と戦い)
- Category:戦争別の軍人 → …における軍人(Category:第二次世界大戦における軍人)
- 規模別
- 規模別の部隊は提案されていません。
- 種類別
- こういった種類のカテゴリは他のカテゴリと比べるとカテゴリ名の付け方に変動要素が入り込むことが多くなり、計画的に作成しなければなりません。例えば、Category:包囲戦の中には攻城戦が含まれており、攻城戦は包囲戦に含まれるという認識で、現在のような形になっています。Category‐ノート:戦争の類型参照。種類別の部隊は提案されていません。
- Category:戦争の類型 → …戦(Category:海戦)
- クロスカテゴリ(Wikipedia:カテゴリの方針#記事)
- クロスカテゴリはここまで記載した命名規則に従います。上位カテゴリの構成がサブカテゴリでも同じ用法を使ってカテゴリを配置します。基本は国名や軍種の後に戦争名や部隊名が来ます。例えば、「Category:ドイツ国防軍の装甲師団」(国軍名と部隊名)や「Category:第二次世界大戦におけるアメリカ合衆国陸軍の空挺連隊」(戦争、軍種、部隊規模)など。
主要カテゴリと分類
脚注
- ↑ 片岡徹也 2009, p. 14.
- ↑ 片岡徹也 2009, pp. 14–15, 31–33.
- ↑ 林三郎 1984, pp. 203f.
- ↑ 片岡徹也 2009, p. 32.
- ↑ 片岡徹也 2009, pp. 20–24.
- ↑ 片岡徹也 2009, pp. 27, 29.
- ↑ 学術用語の多くは、 J-GLOBALにて確認できる。
- ↑ 汐見稔幸 (2022年8月25日). “「音読」を甘く見る人が知らない驚きのメリット”. 東洋経済新報社. 2025年3月16日閲覧。; 高橋麻衣子 (2013). “人はなぜ音読をするのか”. 教育心理学研究 (東京女子大学、日本学術振興会). ISSN 2186-3075.
- ↑ アンドレアス・イルマー (2020年1月3日). “旭日旗をめぐる問題 なぜ禁止を求める声があるのか”. BBCニュース. 2025年3月17日閲覧。; 宮田光雄 (2001). “十字架とハーケンクロイツ”. 日本の神学 (日本基督教学会). ISSN 2185-6044.
- ↑ “Top Gun: Maverick”. IMDb.com, Inc.. 2025年2月11日閲覧。
参考文献
- 林三郎『参謀教育 : メッケルと日本陸軍』芙蓉書房、1984年。 NCID BN00816942。全国書誌番号:84025095。
- 片岡徹也 編『軍事の事典』東京堂出版、2009年。ISBN 978-4-490-10760-9。